〈原子炉安全専門審査会〉

　事務局から、変更の内容（従来の燃料の他に、一部設計の異なる燃料を使用する）について説明があり、審議を行った結果、これについては、第128部会を設け通商産業省原子力発電技術顧問会と合同で審議を行うこととした。

　同部会構成委員として、三島（部会長）、秋山、武谷の各審査委員及び石田、大久保、藤家、森島の各調査委員が指名された。

　第125部会（竹越部会長）から、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更（１号、２号、３号、４号、５号及び６号原子炉施設の変更）に係る安全性について（報告書案）」に基づき、審議結果について説明があり、審議を行った結果、本変更後における当該原子炉の安全性は確保し得るものと認められ、この旨、原子力委員会委員長あて報告することが了承された。

　事務局から、「軽水炉の設計標準化に関する審査体制について（案）」に基づき、軽水炉の改良標準化指向に伴なう安全審査の標準化についての提案があり、質疑を行った結果、安全審査標準化検討会を設け、検討を行うこととした。

　同検討会構成委員として、内田（主査）、村主、竹越、都甲、望月の各審査委員、石川、井上、佐藤（一）、森島の各調査委員が指名された。

　第120部会（柏崎、刈羽新設）、第121部会（伊方^＃２増設）、第123部会（川内新設）、第126部会（福島第二変更）、第127部会（京大^＃２増設）、事務局（FBR変更）並びに、非常用炉心冷却設備に関する検討会、炉心熱設計検討会、反応度事故検討会から、それぞれ審議検討状況について説明があった。

　また、β線評価検討会から、飯嶋敏哲氏（原研東海研究所安全性試験研究センター安全解析部環境調査解析室室長代理）に、部外協力者として、同検討会に参画するよう依頼したいとの要請があり、了承された。

　発電用事業炉部会から、通商産業省から意見を求められた案件の審議事項及び同省に対し述べた意見について報告があった。

　また、研究炉部会から、科学技術庁から意見を求められた案件の審議事項及び同庁に対し述べた意見について報告があった。