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〈原子力委員会〉



第41回

〔日時〕昭和51年10月26日(火)14:50~16:00

〔議題〕
1 動力炉・核燃料開発事業団東海事業所における核燃料物質の使用の変更(プルトニウム燃料第2開発室の変更)に係る安全性について(答申)
2 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターにおける核燃料物質の使用の変更(照射燃料試験室の変更)に係る安全性について(答申)
3 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターにおける核燃料物質の使用の変更(照射燃料集合体試験室の変更)に係る安全性について(答申)
4 動力炉・核燃料開発事業団東海事業所における核燃料物質の使用の変更(プルトニウム燃料第2開発室の変更)に係る安全性について(諮問)
5 日本原子力研究所東海研究所における核燃料物質の使用の変更(ラジオ・アイソトープ製造棟の変更)に係る安全性について(諮問)
6 原子燃料工業(株)熊取製造所における加工事業の変更に係る安全性について(諮問)

〔審議事項〕
1 動力炉・核燃料開発事業団東海事業所における核燃料物質の使用の変更(プルトニウム燃料第2開発室の変更)に係る安全性について(答申)

 事務局から、資料「動力炉・核燃料開発事業団東海事業所における核燃料物質の使用の変更(プルトニウム燃料第2開発室の変更)に係る安全性について(答申)(案)」に基づき説明があり審議を行った。その結果、本変更は安全上支障がないものと認め科学技術庁長官あて答申することを決定した。

 なお、本変更の内容は、プルトニウム及びウラン貯蔵庫に貯蔵棚(ATR用-B)を1基増設するとともに同貯蔵庫内の既設の貯蔵棚(ATR用-A)に、中性子遮へい材を挿入し、かつ扉に鉛板を張る。

2. 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターにおける核燃料物質の使用の変更(照射燃料試験室の変更)に係る安全について(答申)

 事務局から、資料「動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターにおける核燃料物質の使用の変更(照射燃料試験室の変更)に係る安全性について(答申)(案)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本変更は、安全上支障がないものと認め、科学技術庁長官あて答申することを決定した。

 なお、本変更の内容は、照射後試験の増加に対応するため、既存施設の南側に建家を増設し、鉛セル、グローブボックス等を設けるものである。

3. 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターにおける核燃料物質の使用の変更(照射燃料集合体試験室の変更)に係る安全性について(答申)

 事務局から、資料「動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターにおける核燃料物質の使用の変更(照射燃料集合体試験室の変更)に係る安全性について(答申)(案)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本変更は安全上支障がないものと認め、科学技術庁長官あて答申することを決定した。

 なお、本変更の内容は照射後試験用セル内の核燃料物質取扱量の増加に対応するため、セルの遮へい能力を一部増強するとともに、予備スリーブの設置、セル内トレンチの延長等を行うものである。

4. 動力炉・核燃料開発事業団東海事業所における核燃料物質の使用の変更(プルトニウム燃料第2開発室の変更)に係る安全性について(諮問)

 事務局から、資料「動力炉・核燃料開発事業団東海事業所における核燃料物質の使用の変更(プルトニウム燃料第2開発室の変更)に係る安全性について(諮問)」、「同使用の変更に係る安全性について(指示)(案)」及び「同使用の変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、原案どおり核燃料安全専門審査会会長あて指示することを決定した。

 なお、本変更の内容は、製造する燃料の仕様の変更に対応するため、高速炉燃料製造設備のうち、ペレットの製造工程及び燃料集合体の組立工程に係る設備の追加、改造等を行うものである。

5. 日本原子力研究所東海研究所における核燃料物質の使用の変更(ラジオ・アイソトープ製造棟の変更)に係る安全性について(諮問)

 事務局から、資料「日本原子力研究所東海研究所における核燃料物質の使用の変更(ラジオ・アイソトープ製造棟の変更)に係る安全性について(諮問)」、「同使用の変更に係る安全性について(指示)(案)」及び「同使用の変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、原案どおり核燃料安全専門審査会会長あて指示することを決定した。

 なお、本変更の内容は、取り扱う再処理廃液の増量に対応するため、ケーブの改造並びに試験試料貯溜用タンク及び廃液タンクの追加を行うものである。

6. 原子燃料工業(株)熊取製造所における加工事業の変更に係る安全性について(諮問)

 事務局から、資料「原子燃料工業(株)熊取製造所における加工事業の変更に係る安全性について(諮問)」、「同加工事業の変更に係る安全性について(指示)(案)」及び「同加工事業の変更の概要」に基づき申請内容等について説明があり審議を行った。

 その結果、原案どおり核燃料安全専門審査会会長あて指示することを決定した。

 なお、変更の内容は、製造量の増加に対応して、主建家を増設及び一部改造し、燃料集合体保管室、分析室等を設置するとともに、一部設備を整備するものである。


第42回

〔日時〕昭和51年11月2日(火)14:15~15:35

〔議題〕
1. 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更について(答申)
2. 日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更について(答申)
3. 原子炉安全専門審査会発電用事業炉部会・研究炉部会の審査結果について

〔審議事項等〕
1. 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更について(答申)

 事務局から、資料「九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)について(答申)(案)」及び「同設置変更に係る安全性について(審査会報告書)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、内閣総理大臣あて答申することを決定した。

 なお、本設置変更の内容は次のとおりである。

 炉心固有の安全性の保持及び炉心出力分布の平坦化をはかるため、取替炉心においてもバーナブル・ポイズンの使用を可能にすべく変更するものである。

2 日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更について(答申)

 事務局から、資料「日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(原子炉安全性研究炉施設の変更)について(答申)(案)」及び「同設置変更に係る安全性について(審査会報告書)」に基づき説明があり審議を行ったが本件については継続審議とした。

3 原子炉安全専門審査会発電用事業炉部会・研究炉部会の審査結果について

 事務局から、資料「原子炉安全専門審査会第2回発電用事業炉部会の審査結果について」及び「同審査会第1回研究炉部会の審査結果について」に基づき報告があった。


第43回

〔日時〕昭和51年11月9日(火)14:00~15:40

〔議題〕
1 日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更について(答申)
2 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更について(諮問)
3 四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更について(諮問)

〔審議事項〕
1 日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更について(答申)

 事務局から、資料「日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(原子炉安全性研究炉施設の変更)について(答申)(案)」及び「同設置変更に係る安全性について(審査会報告書)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、原案どおり内閣総理大臣あて答申することを決定した。

 なお、本設置変更の内容は、次のとおりである。

(1) 主な実験設備のうち、照射カプセルとして、従来の大気圧水カプセルに、高圧水カプセル及び流動水カプセルを追加するとともに試験部容器の主要材料にアルミニウム合金を追加する。

(2) 照射カプセルに封入される試験燃料による発熱量の制限方法を変更する。

(3) 特性試験結果に基づき制御棒の反応度制御能力を変更する。

2 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更について(諮問)

 事務局から、資料「動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)について(諮問)」及び「同設置変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、事務局において調査し、その結果を報告することとした。

 なお、設置変更の内容は、燃料集合体あたりの燃料棒本数を増加させた燃料試料本(燃料棒本数60本あるいは54本)を1体装荷し、炉物理実験を行うものである。

3 四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更について(諮問)

 事務局から、資料「四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)について(諮問)」及び「同設置変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、事務局において調査し、その結果を報告することとした。

 なお、設置変更の内容は、初装荷炉心の燃料装荷パターンを変更するため、バーナブル・ポイズン棒使用本数を704本から712本に増加するものである。


第44回

〔日時〕昭和51年11月16日(火)14:00~16:30

〔議題〕
1 昭和51年原子力年報について(内定)
2 関西電力(株)高浜発電所の原子炉の設置変更について(諮問)
3 四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更について(答申)
4 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更について(答申)
5 新関原子力委員の海外出張について

〔審議事項等〕
1 昭和51年原子力年報について(内定)

 事務局から、資料「昭和51年原子力年報(白書)(案)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本件については内定し、後日正式に決定することとした。

2 関西電力㈱高浜発電所の原子炉の設置変更について(諮問)

 事務局から、資料「関西電力㈱高浜発電所の原子炉の設置変更(2号原子炉施設の変更)について(諮問)」、「同設置変更に係る安全性について(案)」及び「同設置変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、原案どおり原子炉安全専門審査会会長あて指示することを決定した。

 なお、本設置変更の内容は、取替燃料として、従来の燃料集合体の他に被ふく管肉厚等、設計の一部異なる燃料集合体を使用するものである。

3 四国電力㈱伊方発電所の原子炉の設置変更について(答申)

 事務局から、資料「四国電力㈱伊方発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)について(答申)(案)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、内閣総理大臣あて答申することを決定した。

 なお、本設置変更の内容は初装荷炉心の燃料装荷パターンを変更するため、バーナブル・ポイズン棒使用本数を704本から712本に増加するものである。

4 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更について(答申)

 事務局から、資料「動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)について(答申)(案)」に基づき説明があり審議を行った。

 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め内閣総理大臣あて答申することを決定した。

 なお、設置変更の内容は、燃料集合体あたりの燃料棒本数を増加させた燃料集合体(燃料棒本数60本あるいは54本)を1体装荷し、炉物理実験を行うものである。

5 新関原子力委員の海外出張について

 事務局から、資料「新関原子力委員の海外出張について」に基づき説明がありこれを了承した。


第45回(臨時)

〔日時〕昭和51年11月26日(金)10:00~10:40

〔議題〕昭和51年原子力年報について

〔審議事項〕
昭和51年原子力年報について

 事務局から、資料「昭和51年原子力年報(案)」に基づき説明があり審議を行った結果、同年報についてこれを決定した。


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