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OECD−原子力機関第53回運営委員について



 OECD−原子力機関(NEA)の第53回運営委員会が、1976年10月14日パリにおいて開催された。

 概要は次のとおりである。

1.従来準加盟国であった米国が、1976年10月1日からNEAに正式加盟したことについて報告がなされた。この結果、NEA加盟国総数は23カ国となった。

2.運営の合理化と経済化をはかることを目的とする、中性子データ編集センター(CCDN)とコンピュータプログラムライブラリー(CPL)との統合問題について検討がなされた。

3.ドラゴン計画の終了について報告がなされた。

4.1975年10月に発足した放射性廃棄物管理委員会(WRMC)の活動報告がなされた。

5.1976年度の放射性廃棄物大西洋投棄作業について報告がなされた。投棄作業は6月16日から8月7日まで行われ、ベルギー、オランダ、スイス、英国の4カ国が今回の投棄に参加した。

6.放射性廃棄物の海洋投棄に関する協議・監視機構の設置問題について検討がなされた。

7.原子力安全性、放射性廃棄物管理、原子力の経済的、技術的な長期的役割及び公衆による理解を4大重要分野とする1977年度事業計画について報告がなされた。


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