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〈原子炉安全専門審査会〉



第151回

〔日時〕 昭和51年9月20日(月)13:30〜17:00

〔議事次第〕
 1. 東京電力株式会社福島第二原子力発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)に係る安全性について
 2. 九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)に係る安全性について
 3. 取替炉心検討会の設置について
 4. 東京電力株式会社柏崎・刈羽原子力発電所の原子炉の設置に係る地元意見について
 5. 部外協力者の追加について
 6. 各部会及び各検討会の審議検討状況について

〔議事概要〕
 1. 東京電力株式会社福島第二原子力発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)に係る安全性について

 事務局から、変更の概要(8×8燃料集合体採用、熱設計計算手法変更、可燃性ガス濃度制御系設置等)について説明があり、審議を行った結果、これについては、第126部会を設け、通商産業省原子力発電技術顧問会と合同で審議を行うこととした。

 同部会構成委員として、竹越(部会長)、西脇、渡辺の各審査委員及び井上、斯波、森内、吉田の各調査委員が指名された。

 2. 九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)に係る安全性について

 事務局から、変更の概要(取替炉心においてもバーナブル・ポイズン棒を使用し得るよう変更するもの)について説明があり、「九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)に係る安全性について(報告書案)」に基づき、審議を行った結果、本変更後における当該原子炉の安全性には、問題ないものとされたが、更に事務局において、運転管理について整理し、次回審査会において報告することとした。

 3. 取替炉心検討会の設置について

 会長から、取替炉心に対する取り扱いに係る考え方を明確にするため、取替炉心検討会を設置することについて提案があり、了承された。

 同検討会構成委員として、都甲(主査)、弘田、望月の各審査委員及び石川、佐藤(一)、森島の各調査委員が指名された。

 4. 東京電力株式会社柏崎・刈羽原子力発電所の原子炉の設置に係る地元意見について

 原子力委員会から、当該原子炉の設置に係る地元意見の伝達及びこれらのうち、当該原子炉の審査に関係するものについて十分検討するよう指示があったことについて、事務局から説明があり、これについては第120部会(柏崎・刈羽新設)において、検討のうえ意見があれば、追って、審査会に報告することとした。

 5. 部外協力者の追加について

 反応度事故検討会(都甲主査)から、大西信秋氏(日本原子力研究所東海研究所安全性試験研究センター安全工学部反応度安全研究室副主任研究員)を同検討会の部外協力者として、協力依頼したい旨、要請があり了承された。

 6. 各部会及び各検討会の審議検討状況について

 第120部会(柏崎・刈羽新設)、第121部会(伊方#2増設)、第123部会(川内新設)、第124部会(NSRR変更)、第125部会(福島第一#1〜#6変更)、反応度事故検討会及び非常用炉心冷却設備に関する検討会から、それぞれ審議検討状況について説明があった。


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