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新型炉開発の推進方策について


昭和51年9月14日
原子力委員会決定

1 軽水炉に続く新型動力炉として自主開発をすすめてきた新型転換炉及び高速増殖炉の開発がそれぞれ新しい段階に達しており、また、多目的高温ガス炉に対する関心も高まっている。

 当委員会は、こうした内外の技術開発の状況と経済的社会的諸情勢の変化を踏まえて核燃料サイクルを展望した長期的な動力炉開発について今後の施策の確立が急務であるとの認識に立ち、昨年7月「新型動力炉開発専門部会」を設置し、軽水炉以降の新型動力炉開発のすすめ方とくに炉型選定について鋭意検討をすすめてきた。

 このたび、同部会から「新型炉開発の進め方について」の報告を受けた。

2 当委員会としては本報告の趣旨に沿い、今後新型炉開発を積極的に推進して行くこととするが、さらに、現在審議が進められている核燃料サイクル問題懇談会等の検討ともあわせ、新たな原子力開発利用長期計画に反映させていくこととする。

3 なお、本日をもって新型動力炉開発専門部会を廃止する。


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