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原子炉施設等の工学的安全研究の推進について


昭和51年6月8日
原子力委員会決定

1 原子力委員会は、原子力の安全確保の重要性にかんがみ、従来から原子力の安全研究の推進を図ってきたところであり、更にこれを総合的、計画的に推進するため、原子炉施設等安全研究専門部会、環境放射能安全研究専門部会等を設置して、原子炉施設等の工学的安全研究、環境放射線の調査研究、低レベル放射線の影響研究等の推進方策について鋭意検討を進めてきた。

 このたび、原子炉施設等の工学的安全研究に関し、原子炉施設等安全研究専門部会から研究年次計画、国及び民間の実施分担、研究推進体制等についてとりまとめた「原子炉施設等安全研究年次計画(昭和51年−昭和55年度)」の報告を受けた。


2 当委員会としては、原子炉施設等の工学的安全研究の推進に当っては、今後この研究年次計画に従い積極的に推進することとし、更に同専門部会において、研究成果の評価を行うとともに、研究の進展等情勢の変化をも考慮し、随時、研究年次計画の見直しを行うこととする。


3 また、その研究成果については、関係専門部会の調査審議、関係行政機関の原子力安全行政等に十分反映させ、原子力の安全確保に万全を期していくこととする。


4 なお、再処理施設等の核燃料サイクルを構成する諸施設の工学的安全研究については、今後の課題として更に検討を進めていくこととする。


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