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原子力委員会(第34回、第35回)



第34回


〔日時〕昭和50年10月14日(火)14:00〜14:20


〔議題〕東京電力(株)福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更について


〔審議事項〕
 1 東京電力(株)福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更について
 事務局から、資料「東京電力(株)福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(2号及び3号原子炉施設の変更)について(諮問)」、「同設置変更に係る安全性について(案)」及び「同設置変更の概要に基づき説明があり審議を行った。
 その結果、原案どおり原子炉安全専門審査会会長あて指示することを決定した。
 なお、設置変更の内容は、燃料集合体を7行7列型を順次8行8列型に取替えるものである。




第35回


〔日時〕昭和50年10月28日(火)14:20〜15:10


〔議題〕
 1 日本原子力発電(株)敦賀発電所の原子炉の設置変更について

 2 四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更について

 3 九州電力(株)玄海発電所の原子炉の設置変更について

 4 (株)東京原子力産業研究所の原子炉の設置変更について

 5 宮島原子力委員の海外出張について


〔審議事項等〕
 1 日本原子力発電(株)敦賀発電所の原子炉の設置変更について
 事務局から、資料「日本原子力発電(株)敦賀発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(諮問)」、「同設置変更について(答申)(案)」及び「同設置変更の概算」に基づき説明があり審議を行った。
 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、原案どおり内閣総理大臣あて答申することを決定した。
 なお、設置変更の内容は、固体廃棄物貯蔵設備の貯蔵能力の強化を図るため容量の大きな固体廃棄物置場を設置するものである。

 2 四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更について
 事務局から、資料「四国電力(株)伊方発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)について(諮問)」、「同設置変更について(答申)(案)」及び「同設置変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。
 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、原案どおり内閣総理大臣あて答申することを決定した。
 なお、設置変更の内容は、使用済燃料貯蔵設備のうち、使用済燃料貯蔵ラックの構造を変更し、数量を増加して、当該設備の貯蔵能力を9/3炉心相当分に強化しようとするものである。

 3 九州電力(株)玄海発電所の原子炉の設置変更について
 事務局から、資料「九州電力(株)玄海発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)について(諮問)」、「同設置変更について(答申)(案)」及び「同設置変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。
 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、原案どおり内閣総理大臣あて答申することを決定した。
 なお、設置変更の内容は、使用済燃料貯蔵設備のうち、使用済燃料貯蔵ラックの構造を変更し、数量を増加して、当該設備の貯蔵能力を8/3炉心相当分に強化しようとするものである。

 4 (株)東京原子力産業研究所の原子炉の設置変更について
 事務局から、資料「(株)東京原子力産業研究所の原子炉の設置変更(使用済燃料の処分の方法の変更)について(諮問)」、「同設置変更について(答申)(案)」及び「同設置変更の概要」に基づき説明があり審議を行った。
 その結果、本設置変更は許可してさしつかえないものと認め、原案どおり内閣総理大臣あて答申することを決定した。
 なお、設置変更の内容は、使用済燃料の処分の方法について、使用済燃料は再処理することとし、(株)東京原子力産業研究所のものの他、(株)日立製作所の所有のものは同社の同意を得た上で、我が国の原子力の平和利用に関する協力のための協定を締結している国の再処理事業者であるフランス原子力庁に委託するよう変更するものである。

 5 宮島原子力委員の海外出張について
 事務局から、資料「宮島原子力委員の海外出張について(韓国及び米国)」について説明があり、これを了承した。




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