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食品照射研究運営会議(第18回)



第18回

〔日時〕昭和49年11月20日(水)10:00~12:00

〔議題〕
 1 50年度予算要求について
 2 研究の実施状況
 3 その他

〔審議事項〕
 1 座長から、粟飯原、柴田、福永委員の紹介があり、その後審議に入った。

 2 50年度予算要求について事務局から説明された。なお、資料の施設建設計画は、(案)であることが了承された。

 3 今後の研究開発計画が案のとおり了承された。

 4 研究開発の現状について、品目毎に討議が行なわれた。
 主な意見・確認点は次のとおり。

①玉ネギ
・サルを用いた安全性試験は、今後やることにしている。
・国際機関との連絡は衛試でまとめてやってもらいたい。

②米
・51年までに結果がまとめられる。

③小麦
・輸入小麦は薬品で処理しているが、空中への放出が問題なので、照射の実用化が、待たれる。

④みかん
・ラットに与える飼料中のミカン摂取量は3%では、安全率が数十になってしまうので、なお検討が必要である。
・低エネルギーの照射設備の扱い方については幹事会での検討にまかせる。

⑤ウインナー・ソーセージ
・実用性については、幾つか、意見の相違が見られるが、基本的には推進を支持する。

⑥水産・ねり製品
・早急にワーキング・グループを開催することが必要である。

 5 今後の方針

 今までの結果を、何らかの形で原子力委員会に伝えるため、幹事会で検討する。


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