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原子炉安全専門審査会(第129回)



第129回

〔日時〕昭和49年9月24日(火)13:30~17:00

〔議題〕
 1 九州電力株式会社玄海発電所の原子炉の設置変更(2号炉増設)に係る安全性について
 2 日本原子力発電株式会社東海第二発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)に係る安全性について
 3 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(6号原子炉施設の変更)に係る安全性について
 4 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)に係る安全性について
 5 九州電力株式会社玄海発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)に係る安全性について
 6 新規検討会の設置について
 7 第110部会及び各検討会の審議状況について
 8 その他

〔議事概要〕
 1 九州電力株式会社玄海発電所の原子炉の設置変更(2号炉増設)に係る安全性について、事務局から申請概要の説明があり、部会を設け審査を行うこととした。
 第111部会として、都甲(部会長)、飯田、大崎、小平、弘田、三島、宮永の各審査委員及び秋山(宏)、石川、石田、今井、大久保、佐藤、宮園の各調査委員が指名され、通商産業省原子力発電技術顧問会と合同で審議を行うこととなった。

 2 日本原子力発電株式会社東海第二発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)に係る安全性について事務局から、申請概要の説明があり、部会を設け審査を行うこととした。
 第112部会として、竹越(部会長)、武谷、西脇、渡辺の各審査委員及び斯波、宮園、吉田の各調査委員が指名され、通商産業省原子力発電技術顧問会と合同で審議を行うこととなった。

 3 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(6号原子炉施設の変更)に係る安全性について、事務局から、申請概要の説明があり、部会を設け審査を行うこととした。
 第113部会とし委員については、前項、日本原子力発電株式会社東海第二発電所の原子炉の設置変更とほぼ同様なものであるため、第112部会の委員をもつて構成することとし、通商産業省原子力発電技術顧問会と合同で審議を行うこととなった。

 4 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)に係る安全性について、事務局から、申請概要の説明があり、審議検討を行った結果、本原子炉の安全性は確保される旨、原子力委員会へ報告することとした。

 5 九州電力株式会社玄海発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)に係る安全性について、事務局から、申請概要の説明があり、審議検討を行った結果、本原子炉の安全性は確保される旨原子力委員会へ報告することとした。

 6 審査会会長から、(1)原子炉施設を多数基設置するサイトに係る安全審査上の目安等について調査審議する集中立地検討会を設ける、(2)「原子炉安全解析のための気象手引」のより具体的な適用をはかるための解析手法について調査審議する原子力気象検討会を設ける、(3)耐震設計上の基本的な考え方について調査審議する耐震設計検討会を設ける、(4)被ばく線量評価検討会の検討事項に、β線による被ばく評価の考え方等を追加する旨の提案があり、了承された。
 集中立地検討会委員としては、都甲(主査)、青木、江藤、吹田、村主、宮永、渡辺の各審査委員が指名され、原子力気象検討会委員としては、竹内(主査)、小平の各審査委員及び伊藤、今井の各調査委員が指名され、これについては、気象協会大田常務理事、お茶の水女子大学坂上教授に部外協力者として、協力依頼することとした。
 また、耐震検討会として、大崎(主査)、安藤、金井、小堀、都甲の各審査委員及び秋山(宏)、垣見、上村、松田の各調査委員が指名され、九州大学表教授に部外協力者として、協力依頼することとした。

 7 第110部会、BWR新型燃料検討会、被ばく線量評価検討会及び非常用炉心冷却設備に関する検討会から、審議検討状況について、報告があった。

 8 その他

  ① 日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(原子炉安全性研究炉施設の変更)、同研究所の原子炉の設置変更(JPDR原子炉施設の変更),東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(4号及び5号原子炉施設の変更)及び関西電力株式会社大飯発電所の原
子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について、原子力委員会が変更許可の答申をしたことの説明が、事務局から行われた。

  ② 事務局から、RasmussenReportの紹介があった。

  ③ 環境放射能分科会(渡辺審査委員)から、同分科会の報告書の説明があった。


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