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原子力委員会委員武藤俊之助氏逝去


 原子力委員会委員武藤俊之助氏は11月18日(日)午後1時55分脳血栓のため自宅で急逝された。

 同氏は、昭和3年東京帝国大学理学部物理学科を卒業後、昭和5年理化学研究所に入所、昭和14年九州帝国大学教授、昭和21年東京帝国大学教授に就任され、東京大学理工学研究所長、東京大学物性研究所長等を歴任された。

 昭和40年2月、原子力委員会委員に就任し、とくに原子力の基礎研究の分野での基本的政策の企画、推進に関し大きな役割をはたされるとともに、ウラン濃縮技術開発懇談会、核融合研究開発懇談会、環境・安全専門部会等の担当委員として、原子力利用の推進のために貢献された。
 
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