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原子力船「むつ」対策協議会について


 日本原子力船開発事業団が開発中の原子力船「むつ」は、昭和47年8月建造工事が終了したが地元漁業関係者の反対で出力試験の実施が出来ないまま青森県むつ市の定係港で待機中である。

 同事業団による試験計画の説明や、青森県当局の仲介、科学技術庁等による説得などにもかかわらず漁業関係者の了解は得られていない。

 このような状態を打開し、「むつ」の出力試験を円滑に実施するため、関係機関の間で対策を協議することとし、次のとおり協議会を開催した。

 1 開催日  昭和48年8月17日(金)
 2 場 所  科学技術庁
 3 構成員  科学技術庁原子力局長
 水産庁長官
 運輸省船舶局長
 海上保安庁長官
 青森県副知事
 日本原子力船開発事業団理事長
   オブザーバー  内閣審議室審議官

 4 協議事項
 「むつ」の出力試験に関する経緯、「むつ」の安全性、出力試験計画などについて説明があったのち、今後の対策を協議した。
 
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