昭和48事業年度においては、原子力船「むつ」の完成後実験航海を開始する。
これと並行して定係港施設の整備・充実を図る。
また、原子力船の開発こ必要な調査および支援業務、乗組員の養成訓練、開発成果の普及等を行なう。
なお、事業の実施にあたっては、関係機関との協力のもとに、その効率的な推進を図るものとする。 |
1. 実 験 航 海
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操船技術の習得等乗組員の「むつ」に対する慣熟を図るとともに、「むつ」の安全性および性能の確認ならびに出入港の経験を得るため、実験航海を開始する。
また、これに必要な機材の製作、「むつ」の保守・保船、実験結果の解析等を行なう。
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2. 定係港の整備運営
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廃棄物処理設備等の整備を行なうとともに、「むつ」の運航支援業務を行なう。
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3. 調 査 研 究
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「むつ」の建造評価、2次燃料設計を行なう等「むつ」の開発に関連して必要な調査を実施する。
また、定係港およびその周辺において気象観測、放射能バックグラウンド調査等を引続き行なうとともに「むつ」の入港を予定する港湾について港湾解析等を実施する。
さらに「むつ」の安全説明書等の作成を行なう。
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4. 乗組員の養成訓練
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放射線医学総合研究等において運航要員の研修を 行なうとともに運転訓練用原子炉プラントシミュレータによる訓練を行なう。
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5. 開発成果の普及等
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開発過程を通じて得られた成果の普及に努めるとともに、「むつ」の入港に備え原子力船に関する知識普及活動の強化を図る。
以上の業務を遂行するため、支出予算約13.4億円を計上する。また、年度末役職員定数を139名とする。
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