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ウラン濃縮技術の研究開発に関する基本方針について


47. 8.17
原子力委員会

 原子力委員会は、昭和47年8月11日ウラン濃縮技術開発懇談会からウラン濃縮技術の研究開発の推進方策に関する中間報告書の提出を受けた。
 ウラン濃縮技術の研究開発については、これまで遠心分離法およびガス拡散法を原子力特定総合研究として推進してきたが、今後は同報告の趣旨に沿い、次の方針により研究開発を推進することとする。

(1)遠心分離法については、昭和60年までにわが国において国際競争力のあるウラン濃縮工場を稼動させることを目標に、そのパイロットプラントの建設、運転までの研究開発を原子力特別研究開発計画(国のプロジェクト)としてとりあげ、動力炉・核燃料開発事業団を中心として強力に推進する。

(2)ガス拡散法については、国際共同濃縮事業へのわが国の参加をより意義あるものとするため基礎的研究を継続する。

(3)これらの研究開発の具体的計画については、本年10月頃に予定される同懇談会の最終報告をまって決定するものとする。
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