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日米原子力協定に基づき米国から供給される濃縮ウランの増量に関する日米両政府間の書簡交換について



1  日米原子力協定に基づき、わが国は、1971年着工分までのわが国の原子力発電炉13基(約700万kW)が必要とする濃縮ウランとして、ウラン-235量で161トン(ただし、うち7トンは研究用)を米国から供給を受けることとなっているが、その後のわが国の原子力発電の進展に伴い、1973年着工分までの追加13基に対する濃縮ウランの供給を確保する必要が生じた。

 よって政府は、昭和45年以来米国政府との間にその確保のための交渉を行なってきたが、このほど同協定における「両国政府間で合意される量」として米国から濃縮ウランの供給枠を、26基(約1800万kW)分の335トン(追加分は174トン)に拡大するための取極案につき米側と合意に達したので、日本時間2月25日ワシントンにおいてこのための書簡を両国政府代表者間で交換した。

2 本書簡交換による合意は、書簡交換後米議会の供覧手続(1ヶ月間)を経た後発効することとなっている。
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