IAEA 12月特別理事会報告
国際原子力機関(IAEA)の特別理事会が昭和46年12月8日および9日の両日ウィーンにおいて開催された。概要は次のとおり。
(1)NPT保障措置協定の承認
ブルガリア、カナダ、ハンガリーおよびポーランドのNPTに基づく保障措置協定を承認した。
(2)第26回国連総会決議について
ルーマニアからIAEAにおいて、中華人民共和国政府が中国を代表する権利を有する唯一の政府であることを認め「蒋介石代表者は、IAEAにおいて不法に占めている地位から追放され、議長および事務局長に、この決議から生じるすべての行動をとるよう要請する」という決議が提案され、多数決により可決された。
(3)次期理事会
1972年4月29日に次の議題で開催されることとなった。
(1) 技術援助
(2) 保障措置
(3) サイベルスドルフ保障措置研究所の拡充
(4) INIS
(5) 原子炉計画
(6) 職員俸給
(7) 次期理事会
(4)その他
財務規則の改正および1971年経常予算の流用の承認があった。
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