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原子力施設安全管理連絡会議の設置について



 科学技術庁原子力局と通商産業省公益事業局は、最近の原子力施設における事故の発生等にかんがみ、原子力施設の安全対策の徹底を図るため原子力施設の安全管理責任者および関係官庁の安全対策責任者よりなる「原子力施設安全管理連絡会議」を設け、原子力施設の安全管理に関し、協議連絡を行なうこととした。

1 構成

 連絡会議は、差し当たり、運転中の原子炉を有する電力会社と原研、動燃の安全管理責任者に監督官庁の職員を加える形で発足させ、必要に応じて適宜追加することとしている。

① 具体的には、日本原子力発電(株)、東京電力(株)および関西電力(株)の安全担当取締役および安全担当部長

② 日本原子力研究所および動力炉・核燃料開発事業団の安全担当理事および安全担当部長

③ 科学技術庁および通商産業省の担当次長、担当課長を安定している。

2 会議の開催

 会議は原則として毎月1回開催するほか、必要に応じて随時開催するものとしている。
 会議の連絡協議事項は次のとおり。

① 原子力施設の安全確保体制の整備に関すること。

② 原子力施設の安全関連設備の改善に関すること。

③ 原子力従事者の安全教育の徹底に関すること。

④ その他原子力事故の原因分析、対策等原子力施設の安全管理の強化に関すること。

 なお第1回の連絡会議を8月23日開催し、原子炉施設の総点検の結果等について検討が行なわれた。


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