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昭和46年度における核原料物質の探鉱は、予算約1.9億円をもって、前年度に引き続き主として堆積岩地域を対象として、動力炉・核燃料開発事業団が行なう。本年度は岐阜県東濃地区およびその周辺ならびに山口県西部地区およびその周辺を重点に、主として既知鉱床拡大のための探鉱を行なうとともに、これまでの調査の結果異常が認められた北海道南部のほか奈良、三重県境室生地区等において、鉱床の追跡および新鉱床の発見のための探鉱を行なう。 (1)東濃地区およびその周辺 東濃地区については鉱量のは握のため、既存の鉱床について試すい探鉱を継続するとともに、同地区の鉱床の状況、鉱石の性状等を解明するため昭和45年度から準備を進めてきた調査坑の開さくに着手する。一方東濃地区周辺においては、鉱床の追跡および新鉱床の発見のための地表調査、科学探鉱、試すい探鉱等を行なう。 (2)山口県西部地区およびその周辺 山口県西部地区においては、鉱量のは握および鉱床の追跡のための試すい探鉱を継続するとともに、同地区周辺において鉱床の追跡および新鉱床の発見のための地表調査、科学探鉱、試すい探鉱等を実施する。 (3)北海道南部地区 昭和45年度の調査で異常露頭が多数発見された奥尻島北部を中心に鉱床の追跡のための地表調査、科学探鉱、試すい探鉱等を行なう。 (4)その他の地区 奈良、三重県境室生地区等においては、鉱床の追跡および新鉱床の発見のための地表調査、科学探鉱等を行なう。 |
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