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動力炉・核燃料開発事業団が設置する
再処理施設の安全性について(答申)



44原第6142号
昭和45年1月12日

内閣総理大臣 殿

原子力委員会委員長

 動力炉・核燃料開発事業団が設置する再処理施設の安全性について(答申)

 昭和43年8月21日付け43原第4319号をもって諮問のあった標記の件について、下記のとおり答申する。
 なお、再処理施設安全審査専門部会の報告書に述べられているとおり、再処理施設周辺の海域については、ひきつづき調査研究をすすめるとともに海水および海産生物等の放射性物質の濃度が定期的に測定され、環境の放射能レベルが適確に把握されることが必要である。
 また、同報告書中の中央機構の具体案については、当委員会において審議する予定であるので申し添える。

 動力炉・核燃料開発事業団が設置する再処理施設に係る安全性に関し、同事業団が提出した「再処理施設の安全性に関する資料」(昭和43年8月13日付け43動燃(再)20、昭和44年3月20日付け43動燃632で一部訂正)に基づき審査した結果、別添の再処理施設安全審査専門部会の報告書のとおり安全上支障がないものと認める。
(注)再処理施設安全審査専門部会報告書は第14巻第4号の15頁に掲載されている。



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