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国際原子炉圧力容器専門家会議の開催について


 国際原子力機関(IAEA)主催による標記専門家会議が7月21日から7月25日まで、東京プリンスホテルで開催された。会議には、アルゼンチン、チェコスロバキア、西ドイツ、オランダ、スウェーデン、イギリスおよびアメリカの諸外国から専門家が参加し、わが国からは東京大学の安藤良夫教授ほか15名の専門家が参加した。
 会議は、IAEA事務局のHAVELおよび科学技術庁原子力局田中次長のあいさつによって始められ、イギリスのNICHOLSが議長となって議事が進められた。
 各参加者から、それぞれの国における原子炉圧力容器材料の利用および研究開発の現状について紹介があり、それらに関連して、各種材料について、照射によるイールドポイントおよび遷移温度の変化、くり返し加熱破壊、照射によるぜい化、溶接等の問題についての討議が進められた。
 なお、初日の夜には、IAEA、山田原子力委員および科学技術庁原子力局長の共催で、歓迎パーティが開かれた。


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