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動力炉安全基準専門部会



第2回


〔日時〕昭和44年5月6日(火)13.30〜16.30


〔議題〕
 1 動力炉の安全基準に関する調査審議について

 2 その他


〔議事概要〕
 1 専門委員の補充について伏見部会長から紹介がなされた。

 2 各小委員会から審議状況および今後の検討方針について報告がなされ、それにもとづき質疑応答がなされた。その結果は、各小委員会からの報告にもとづき今後の検討を続けることになった。
 報告の内容は次のとおりである。

第1小委員会:軽水炉の安全設計審査指針の案を作成した。作成にあたっては米国の安全設計基準(70項目)を参考にしている。今後もこの案をさらに日本に適合するよう、所要の検討を行なう。

第2小委員会:2つのワーキンググループをつくり、1つは現行立地審査指針の具体化に関する見なおしを行ない、もう1つは事故評価のあり方について検討を行なう。

第3小委員会:現在、プルトニウムのめやす線量を決めるべく、検討を続けている。

第4小委員会:新型動力炉とくに高速増殖炉については安全上対策上軽水炉とは異なった面がかなりある。また第1小委員会と第3小委員会の審議状況を勘案しつつ、検討を続ける。

第5小委員会:安全上重要な事項が、設置許可申請書本文に必ず含まれるよう、申請書記載の手引きなる記載要領を作成の作業を進めている。


 3 パラデイノ氏を原子炉安全問題関係有識者による懇談会の議事概要が報告された。



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