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米国原子力潜水艦(ハドック号)の横須賀港寄港に伴う
放射能調査結果について



1 寄港状況

 ハドック号は昭和44年2月10日横須賀港に入港し、2月22日同港を出港した。
 米国原子力軍艦の本邦への寄港は昭和39年11月佐世保港寄港以来今回まで通算28回(佐世保16回、横須賀12回)である。
 なお、ハドック号の本邦への寄港は今回がはじめてである。同艦の詳細はつぎのとおりである。

起工年月日 1961年4月24日
排水量 3,750t
全長 278.5feet
原子炉 加圧水型 1基
速力 水上20ノット、水中35ノット
型式 スレッシャータイプ(通常型)
核ミサイルは搭載せず。

2 放射能調査

モニタリングボート
入港前日 港内調査コース
入港時 追跡調査および寄港時調査コース
寄港時 ハドック号周辺および寄港時調査コース
出港時 追跡調査および港内全域調査コース
モニタリングポスト
主要ポストについては担当者が常駐した。

3 放射能調査結果

 放射能調査結果の一覧は表1のとおりである。


4 モニタリングポストにおける異常数値結果

 ハドック号横須賀港寄港中にモニタリングポストに米国軍艦からのレーダー電波の影響や、駆逐母艦プレイリー(Prairie)艦上で192Ir(約10Ci)による非破壊検査による異常数値の一覧は表2のとおりである。


表1 原子力潜水艦ハドック号横須賀港寄港に係る放射能調査結果一覧









表2 原潜ハドック号の横須賀港寄港時における異常数値の出現状況




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