セラミック燃料に関する日米研究協力
専門家会議(第5回)について
43.10.31
原子力局
約1年毎に日米両国で交互に開催され、核燃料の研究開発に寄与してきた標記会議は、下記により盛大におこなわれた。
会議の閉会にあたって、この種の研究開発に関する協力を今後もますます強力に推進すべきであることが確認された。
なお、次回は、約1年後米国で開催の予定である。
記
1 開催期日 昭和43年10月22日(火)〜25日(金)
2 開催場所 三会堂ビル9階会議室
3 出席者177名
4 主要議題および発表論文数
(1)基礎物性研究 |
提出論文数 |
口頭発表論文数 |
日 本 側 |
37 |
20 |
米 側 |
17 |
10 |
(2)組立、製造 |
日 本 側 |
14 |
9 |
米 側 |
7 |
6 |
(3)被覆管及び両立性 |
日 本 側 |
5 |
0 |
米 側 |
6 |
6 |
(4)照射挙動 |
日 本 側 |
12 |
6 |
米 側 |
14 |
9 |
(5)燃料のデザイン等 |
日 本 側 |
5 |
4 |
米 側 |
3 |
2 |
計 日 本 側 |
73 |
39 |
米 側 |
47 |
33 |
(6)ラウンドテーブルディスカッション |
テーマ数 |
3 |
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5 会議概要
今回の会議においては、
(1)実用燃料の製造に関するデータ(製造経験、照射実績、製造コストの引下げ)
(2)高速炉燃料(特にUO2-PuO2)の研究成果等についての発表および討論が活発におこなわれた。
すなわち、燃料の熱伝導度、スウェリング、クリープ、化学量論性、被覆管との両立性等に関する研究において新しいアプローチが紹介され、また、照射挙動についても、多くの研究成果が発表された。
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