欧州共同体副委員長Dr.Fritz Hellwigの
招へいについて
原子力委員会は、昭和43年度海外原子力要人招へい計画に基ずき、欧州共同体副委員長Dr.F.ヘルビックを表1の通りの日程で招聘した。
わが国は、41年ユーラトム側からの協力要請に対して好意的な回答を行っていたが、その後は進展を見ず、協力関係は末確立のまま今日に至っている。
ヘルビック氏は、10月19日来日し、鍋島原子力委員長、及び外務次官に表敬し、原子力委員会、日本原子力研究所、日本原子力船開発事業団、動力炉核燃料開発事業団、及び日本原子力産業会議と会談し、双方における原子力開発政策について意見を交換し、ヘルビック氏は、最近欧州共同体委員会において採択された、ユーラトム第3次新長期計画に盛り込まれた、ヨーロッパにおける原子力開発分野における新しい動きについて説明した。
同氏は東海村原子力施設視察のほか、科学技術庁、外務省及び通商産業省の科学技術開発関係者と会談し、更に、日立中央研究所及び日本電気株式会社府中事業所を視察し、週末を京都観光にあて10月27日帰欧した。
欧州共同体副委員長Dr.F.ヘルピック招へい日程
| 10月19日（土） |
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東京着 |
| 20日（日） |
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フリー |
| 21日（月） |
午前 |
原子力委員会及び原子力局と会談 |
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午後 |
外務大臣代外務次官表敬 |
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外務省関係者と会談 |
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夕 |
原子力委員長主催レセプション |
| 22日（火） |
午前 |
科学技術庁関係者と会談 |
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午後 |
通産省関係者と会談 |
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原研、及び廃船事業団動燃事業団と会談 |
| 23日（水） |
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東海村原子力施設視察 |
| 24日（木） |
午前 |
日本原子力産業会議と会談 |
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午後 |
日立中央研究所視察 |
| 25日（金） |
午前 |
日本電気株式会社府中事業所視察 |
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午後 |
関西へ |
| 26日（土） |
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京都観光 |
| 27日（日） |
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帰欧 |
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Dr.F.Hellwig 随員
1 官房長 Dr.Karl-Heinz Reichert（独）
2 OECD 代表部審議官 Dr.Rene.Foch（仏）
3 共同研究センダー担当局長 Dr.Emile Hubert（白）
4 研究開発計画担当課長 Dr.Manfredo Macioti（伊）
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