原子炉施設安全問題懇談会の開催について
昭和43年2月1日 原子力委員会
1 開催の趣旨
本格的な原子力発電の進展にともない、今後における安全審査等に資するため、現在までの審査経験の整理等による安全設計の基準の整備について検討を進める必要が生じており、また、動力炉・核燃料開発事業団における動力炉開発計画の推進に伴ない、高速炉等の新しい動力炉について安全審査の方法をあらかじめ検討しておく必要も生じている。
原子力委員会は、これらの問題について、今後、検討を進めてゆかなければならないが、さし当り、その問題点および解決の基本的な方向を見出す目的のため、本懇談会を開催し、関係各有識者の意見を徴するものとする。
2 審議事項
(1)軽水炉に関する安全設計の基準について
(2)高速炉等に関する安全審査について
(3)その他
3 審議期間
懇談会の審議期間は、発足後3カ月程度とする。
4 構成員
懇談会の構成員は、学識経験者および関係官庁の職員から選ぶものとする。
別 記
懇談会構成員
座長 原子力委員 |
山田太三郎 |
内田 秀雄 |
東京大学工学部教授 |
大山 彰 |
〃 |
川崎 正之 |
日本原子力研究所調査役 |
神原 豊三 |
日立製作所中央研究所長 |
田島 英三 |
立教大学理学部教授 |
田中 好雄 |
原子力局次長 |
伏見 康治 |
名古屋大学プラズマ研究所長 |
藤井 孝 |
通商産業省公益事業局技術長 |
三島 良績 |
東京大学工学部教授 |
向坊 隆 |
〃 |
吉岡 俊男 |
日本原子力発電常務取締役 |
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