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食品照射研究運営会議


第 1 回

〔日 時〕昭和42年11月29日(水)13.30〜17.00

〔場 所〕科学技術庁第2会議室

〔議事概要〕
(1)食品照射研究開発の推進に関する原子力委員会の決定について
 事務局からその内容について説明を行なった。

(2)食品照射研究開発の進め方について
 事務局から、これまでの食品照射研究開発の状況を説明し、本運営会議の運営方針について討議した。その結果、
(i)食品照射研究共同利用施設
(ii)現在進めている馬鈴薯、玉ねぎ及び米の研究進行状況の把握
(iii)今後研究に着手する他の品目の選定
の3項目について、主として検討を進めることになった。

 主な審議事項は次のとおりである。
(イ)共同利用施設については、先づ必要とされる規模、その他の施設、設備等の前提条件を次回にまとめ、その上で小委員会を設け、必要事項を具体的に検討することになった。

(ロ)馬鈴薯、玉ねぎ及び米については、研究の中間報告を逐次行ない、成果の検討を行なうことになった。

(ハ)他の品目については、研究開発すべき品目についての意見をもちより、次回から検討することになった。
 なお、その際、食生活の改善、期待される経済的効果等を考慮することになった。

(ニ)研究開発を進めるに当り、照射食品の実用に際して必要となる食品衛生法の許可に伴なう食品衛生調査会における検討も時宜を返せずに進めてもらい、相互の調整を保つ必要があるとの意見が出された。

(ホ)国際協力、情報交換等の事項についても、本運営会議で検討することとなった。

(ヘ)現在行なっている馬鈴薯、玉ねぎ等の研究については、その早期実用化を図る方針で今後の進め方を検討することになった。

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