原子炉安全専門審査会
第 48 回
〔日 時〕昭和42年5月23日(火)13.30~16.30
〔議 題〕
1 サバンナ号の寄港問題の経緯について
2 JMTRの変更(OWL-1の設置)に係る安全性について(第29部会報告及び審査会報告書決定)
3 第30部会審議状況について
4 第32部会審議状況について
〔議事概要〕
1 サバンナ号の寄港問題の経緯について
事務局からサバンナ号の寄港問題に関する経緯を説明した。
2 JMTRの変更(OWL-1の設置)に係る安全性について(第29部会報告及び審査会報告書決定)
第29部会に審査を付託された「日本原子力研究所大洗研究所原子炉施設の変更(材料試験炉に対するインパイルループOWL-Ⅰの設置)」に係る安全性についての審査結果が高島部会長から報告された。
この報告に基づき審査した結果、最大反応度外乱に関する注釈を削除し、部会報告書どおり、原子力委員会委員長あて報告することが決定された。
3 第30部会(JPDR-Ⅱ)の審議状況について
第30部会に審査を付託された「JPDRの変更に係る安全性」について審査状況が三島部会長から報告された。
同報告において安全性に係る重要問題点(1)90Mwまでの出力上昇に関する許可のあり方、(2)審査段階で安全性の実証されないもの(例:高出力密度燃料、気水分離器等)に関する取り扱い、(3)事故時におけるfp放出量を少なくするための配慮、(4)圧力容器の問題が出された。
4 第32部会(原子力第1船)の審議状況について
第32部会に審査を付託された「原子力第1船原子炉設置に係る安全性について」の審査状況が内田部会長から報告された。
5 その他
(イ)米国における動力炉の許認可に関する最近の動き及び米国各社における安全性の検討について都甲委員から出張報告があった。
(ロ)FBR分科会安全性専門小委員会検討要旨について三島委員から報告があった。
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