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放射線審議会の動き


災害対策特別部会
第 14 回

〔日 時〕昭和41年10月21日 14:00〜17:30

〔議 題〕災害対策特別部会報告書(案)について

〔議事要旨〕
 事務局から「災害対策特別部会報告書(案)」が提出され、次の3点を中心に検討することになった。
(イ)指標線量の意味
(ロ)線量数値の妥当性
(ハ)報告書の書き方
 指標線量の意味については、この線量以下では原則として応急対策は実行されなくてよく、これを越える恐れのあるときは実行しなければならないものであるが、地域の実情によってはこれ以下の線量でも地域防災計画を作成することがあり得るもの理解させる。これを指標線量とした。

 線量数値の妥当性についてはI-131について全身被ばくの線量との比較や原子炉立地基準の線量数値との比較上150ラド程度でよいのかどうかを中心に議論されたが結論を得ないまま次回に検討を続けることになった。
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