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原子炉安全専門審査会


第 42 回

〔日 時〕昭和41年9月28日(水)14.00〜17.30

〔議 題〕
 1 会長互選
 2 原研JMTRCの変更に係る安全性について(第28部会より報告)
 3 関電美浜発電所原子炉の設置に係る安全性について(第22部会より審査状況報告)
 4 東電福島発電所原子炉の設置に係る安全性について(第27部会より中間報告)

〔議事概要〕
 1 会長互選
 山田会長の原子力委員就任に伴い、後任会長として向坊委員が互選された。また会長代理には内田委員が指名された。

 2 原研JMTRCの変更に係る安全性について
 第28部会報告書の朗読および高島部会長の補足説明の後審議が行なわれた。その結果、特に問題点はなく、部会報告書の語句を若干修正、補足し、安全性は確保される旨原子力委員長に答申することを決定した。

 3 関電美浜発電所原子炉の設置に係る安全性について
 内田第24部会長より要旨次の様に審査内容の報告がおこなわれた。

 審議はほぼ終り、安全解析に必要な問題が若干残っている程度である。重大事故仮想事故時において立地指針のめやす線量は敷地内に十分おさまることは確実である。申請書になかったガス崩壊タンクの破損事故を解析させた。

 順調にいけば次回審査会に中間報告書を出したい。

 4 東電福島発電所原子炉の設置に係る安全性について
 第27部会中間報告書の朗読があり、川崎部会長より要旨次の様に審査内容の報告がおこなわれた。

 審議は若干検討事項を残してほぼ終了した。敦賀炉との差異について種々検討したが敷地条件、地震対策、炉心設計、ジェットポンプ、制御棒価値ミニマイザ、長尺燃料、インコアモニタ、廃棄物処理、気体廃棄物放出管理、フィルタ、事故解析等、特に問題となるところはない。

 5 その他
 事務局より原子炉の現状について報告があった。
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