議事概要


<原子力委員会>

第44回

〔日時〕昭和40年12月2日(木)14:00〜15:20

〔議題〕

1.再処理施設について

2.日英高速炉協定の締結に関する両国政府間の書簡交換について

3.日本原子力研究所の理事任命について

〔審議決定および報告事項〕

1.再処理施設について
 事務局から再処理施設建設に係る大蔵省との了解事項の案の説明があり、一部修文のうえ、内定として取り扱われることが了承された。

2.日英高速炉協定の締結に関する両国政府間の書簡交換について
 事務局から「日英高速炉協定の締結に関する両国政府間の書簡交換」について報告があった。

3.日本原子力研究所の理事任命について
 日本原子力研究所の理事の任命について、村田局長から報告があり、協議の結果、内閣総理大臣から意見を求められたならば、当該者への理事任命は、異存ない旨回答することとなった。

第45回

〔日時〕昭和40年12月9日(木)14:00〜17:00

〔議題〕

1.日本原子力研究所原子炉施設の変更に係る安全性について(軽水炉臨界実験装置の一部変更について)

2.原子炉安全専門審査会委員の任命について

3.原潜出港後の放射能測定結果について

〔審議決定および報告事項〕

1.日本原子力研究所東海研究所原子炉施設の変更に係る安全性について(軽水臨界実験装置の燃料要素および安全板の追加)(答申)(案)
 事務局から「日本原子力研究所東海研究所原子炉施設の変更に係る安全性について(軽水臨界実験装置の燃料要素および安全板の追加(答申)(案)」の朗読説明があり、一部修文のうえ了承された。

2.原子炉安全専門審査会の任命について
 事務局から「原子炉安全専門審査会委員の任命について(案)」の説明があり、原案のとおり了承された。

3.原潜出港後の放射能測定結果について
 事務局から「原潜出港後の放射能測定結果について」の報告が行なわれ質疑が交わされた。

4.米国原子力航空母艦等の第7艦隊配属について
 米国原子力航空母艦等の第7艦隊配属に関し検討が行なわれた。

第46回

〔日時〕昭和40年12月16日(木)14:00〜17:00

〔議題〕

1.動力炉開発調査団の報告について

2.動力炉の開発体制について

〔審議決定および報告事項〕

1.動力炉開発調査団の報告について
 事務局から「動力炉開発調査団報告書」の紹介があり、武田委員から説明が行なわれた。

2.動力炉の開発体制について
 動力炉の開発体制について各委員から意見が出され、検討が行なわれた。その結果、今回の検討内容に基づき事務局が資料を作成し、さらに検討を進めることとなった。

<専門審査会>

原子炉安全専門審査会

第34回

〔日時〕昭和40年12月13日(月)13:30〜16:00

〔議題〕

1.気象手引きについて

2.原電敦賀発電所原子炉の設置に係る安全性について(第21部会における審議状況の報告)

3.その他

〔議事概要〕

1.気象手引きについて
 事務局から、原子力委員長から審査会あて送付のあった「原子炉安全解析のための気象手引」の内容について説明があった。

2.原電敦賀発電所原子炉の設置に係る安全性について
 第21部会および各担当審査グループから審査の経過について報告があった。
 なお、現在は申請者側から第1回の説明聴取を終えた段階である。

3.その他
 事務局から、規制法政・府令の一部改正、国内原子炉の現状および他の専門部会の状況等について報告があった。

<専門部会>

食品照射専門部会

第1回

〔日時〕昭和40年12月21日(火)14:00〜17:00

〔議題〕

1.部会長選出

2.食品照射の概要について

3.海外における開発状況を視察して

4.その他

〔議事概要〕

1.武藤原子力委員の開会の挨拶の後、理化学研究所副理事長住木諭介氏が部会長に互選された

2.事務局からわが国における食品照射に関する試験研究の現状および米国、カナダにおける食品照射の概要等につき説明があった。

3.今秋欧米の食品照射状況を視察した室橋委員から主な研究所の紹介と視察感想が述べられた。

4.当部会の審議事項である「研究推進上の問題点」および「研究推進の具体策」について、今後の推進方策を中心に討議が行なわれた結果、じゃがいも、たまねぎ等外国で実用化されている品目について小委員会を設けて検討することとなった。また日本独特に開発すべき水産物、農産物等についても品目をしぼって研究を進めて行く方策を検討することとなった。

〔動力炉開発懇談会〕

第14回

〔日時〕昭和40年12月22日(水)14:00〜17:00

〔議題〕

1.動力炉開発調査団報告について

2.その他

〔議事概要〕

1.動力炉開発調査団報告について
 丹羽構成員から動力炉開発調査団を代表して、帰国の挨拶を行なうとともに、「動力炉開発調査団報告書」に基づき、動力炉開発調査団の調査結果の概要説明および所見がのべられた。ひきつづき、大山、山田両横成員から、それぞれ、新型転換炉および高速増殖炉についての調査結果の報告があり、質疑が行なわれた。

2.今後の審議の進め方について
 懇談会の今後の審議の進め方について意見が交わされ、今後さらに懇談会において、「動力炉開発調査団報告書」を参考に、動力炉開発の進め方についての問題点について、審議をつづけることになった。