米国原子力潜水艦の第4回佐世保港
寄港の際の放射能調査状況


昭和40年8月30日原子力局発表


 米国原子力潜水艦パーミット号は8月24日8時45分佐世保港に入港し、8月28日8時00分出港した。これに対する放射能調査は従来どおり佐世保港に設置したモニタリングポストおよび同港に配備されたモニタリングボートにより実施された。その状況は次のとおりである。

1.放射能監視艇(モニタリングボート)による測定

 (イ)8月23日 佐世保港内港につき入港前に行なった海水の測定値は5.0〜6.2cps

 (ロ)8月24日 佐世保港内港および艦の周辺につき入港直後の海水の測定値は
          5.4〜6.5cps

 (ハ)8月25日 艦の周辺につき停泊中の測定を行なった海水の測定値は5.2〜6.0cps

 (ニ)8月27日 艦の周辺につき停泊中の測定を行なった海水の測定値は5.5〜6.2cps

 (ホ)8月28日 出港直後に停泊位置周辺および内港につき測定を行なった結果海水の
          測定値は5.0〜6.3cps2.モニタリングポストによる測定(海水)

 (イ)8月23日8時から8月24日7時(入港前)まで1,000〜1,250cpm

 (ロ)8月24日8時から8月25日7時(入港後)まで920〜1,300cpm

 (ハ)8月27日8時から8月28日7時(停泊中)まで1,030〜1,380cpm

 (ニ)8月28日8時から12時まで(出港後)1,040〜1,290cpm

 (ホ)8月28日13時以降同日17時まで1,060〜1,350cpm

 以上の結果からみれば今回の米原子力潜水艦パーミット号寄港時および出港後の環境放射能には変化は認められなかった。