米国原子力潜水艦第2回佐世保寄港の際の
現地における放射能調査状況


40.2.5 原子力局発表


 2月2日午前8時45分佐世保港1番ブイに停泊した米国原子力潜水艦シードラゴン号に関する放射能調査は、前回と同様に行なわれた。その状況は次のとおりである。

1.放射能監視艇(モニタリングボート)による測定

(1)2月1日、佐世保港内港につき、入港前の測定を行なった。海水の測定値は5.5〜6.5cpsであった。
(2)2月2日、佐世保港内港および艦の周辺につき、停泊中の測定を行なった。海水の測定値は5.0〜6.0cpsであった。
(3)2月3日、艦の周辺につき停泊中の測定を行なった。海水の測定値は5.6〜6.5cpsであった。
(4)2月5日、出港直後に停泊位置周辺および内港につき出港後の測定を行なった。海水の測定値は5.5〜6.5cpsであった。

2.モニタリングポストによる測定(海水)

(1)2月1日午前0時から2月2日午前8時(入港前)まで9,900cpm〜1,200cpm
(2)2月2日午前8時から2月5日午前11時(出港前)まで840cpm〜1,350cpm
(3)2月5日午前11時から同日午後2時まで900cpm〜1,130cpm

3.以上の結果よりみれば、今回の米国原子力潜水艦シードラゴン号寄港時および出港直後において、環境放射能には入港前に比べ変化は認められなかった。