ソ連の地下核実験後の環境放射能

放射能対策本部 昭和40年1月22日発表


 昭和40年1月15日にソ連が行なった地下核実験のため放射性物質が大気圏内に放出されたと報ぜられたが1月中の放射性降下物の降下状況は次表のとおりである。
 これによれば雨水中の放射能の最高値は1日1平方キロメートル当り280ミリキュリー(輪島)であった。放射能対策本部が作成した暫定指標では1ヵ月1平方キロメートル当り第1段階2,500ミリキュリー、第2段階25,000ミリキュリーであり、特に対策を必要とするものではなかった。

(1)雨水中の放射能降下量

(2)浮遊塵の放射能測定値