原子力委員会原子炉安全専門審査会議事概要


<専門審査会>

原子炉安全専門審査会

第23回

〔日時〕昭和39年10月27日(火)13.30〜16.20

〔議題〕

1.第15部会(TCAの変更)の中間報告
2.京都大学炉の変更について
3.原研41A放出濃度の変更について
4.原研JRR−2およびJRR−3のインパイルループの設置について
5.その他

〔議事概要〕

1.第15部会(TCAの変更)の審議状況
 大山部会長から審議状況の中間報告があった。

2.京都大学炉の変更について
 事務局から変更内容の説明があり、審議ののち審査会答申書を決定した。

3.原研41A放出濃度の変更について
 事務局から変更内容および原研提出資料の説明があり、部会(第16部会)を作って検討することとなった。部会委員には、江藤(部会長)、小平、正野、渡辺(博)の4委員が指名された。

4.原研インパイルループの設置について
 JRR−2ループ(TLG−1−50)の重大事故と仮想事故の考え方について審議した結果、JRR−2の重大事故、仮想事故(これはループに与える影響が最大というもので、炉の重大事故と一致しないケースもあり得る)が、ループにどう影響するか考慮する必要があるということとなった。
 ついで原研の申請の内容について事務局から説明があり、かねて内定していた部会を第17部会として発足させることになり、内定していた部会委員、内田(部会長)、伊沢、向坊各委員の他に吹田委員が追加して指名された。

5.その他
 再処理施設安全審査専門部会、原子力船安全基準専門部会、原子炉安全基準専門部会の審議状況について事務局から説明があった。

6.次回
 12月4日(金)1時半からと決定した。