IAEA第8回総会の開催



 IAEA第8回総会は、9月14日(月)から18日(金)まで5日間ウイーンにおいて開催され、オランダ代表エショージェ(Eschauzier)を議長として、1965〜66年度事業計画および予算、新規加盟申請、理事国選拳、分担金および任意拠出金等の議題について審議を行なった。事業計画は今回から始めて2ヵ年分について作成されることとなり、事業の安定継続化が図られた。新規加盟国申請は、サイプラス、クウェイト、ケニヤ、マダガスカルの4ヵ国から行なわれ承認された。これによりIAEA加盟国数は92になるわけである。新理事国については、先の6月理事会で20ヵ国が指定されたが、今次総会では残りの5ヵ国が選挙され、アルゼンチン、チリ、オランダ、タイ、アラブ連合の諸国が当選した。(注)

 加盟国の分担金総額は7,713,000ドルと決定された。わが国の分担率は2.09%で分担金額は161,202ドル(実際の支払額は還付金7,292ドルを差引いた153,910ドル)である。
 次期総会はわが国の招請により明年9月下旬頃から東京で開催されることに決定を見た。
 このため日本代表団メンバーはIAEA事務局係官と数度にわたって会談し、東京総会の準備について討議した。

(注)新理事国は次の25ヵ国である。

アフガニスタン、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コンゴー(レオポルドビル)、フィンランド、フランス、インド、日本、モロッコ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、南ア、スイス、タイ、ソ連アラブ連国、英国、米国、ウルグアイ