日加原子力技術会議の開催



 第3回日加原子力技術会議は11月2日から6日までカナダのオタワにおいて開催されることになり、わが国からは石川原子力委員をはじめ、堀 純夫(原子力船開発事業団企画部長)、荻野谷徹(原子力局核燃料課長)、小泉益道(原子燃料公社原子燃料試験所副主任研究員)の三氏が参加することとなった。
 今回の会議では、これまでの日加両国の技術協力状況について、検討を行なうとともに、主として原子力発電の開発に関する議題が討議されることになっている。カナダ側では NPD、CANDU の最近の運転経験建設経験を中心としたカナダ型重水炉の開発状況を説明する予定である。また、今後の両国間の協力計画についても話し合いが行なわれる。なお、日本側代表の日程は次のとおりである。

11月1日 オタワ着
2日 AECL本部における討論会

議題「日本およびカナダにおける最近の原子力開発状況」(日加技術協力の再検討)

3日 Chalk River を訪問、NPD 視察
4日 Douglas Point 視察
5日 AECL本部における討論会

議題「NPD 運転状況、CANDU 設計に関するカナダ側の報告」、「将来の協力計画に関する検討」

6日 Port Hope 訪問、Eldorado 視察