昭和38年放射線医学総合研究所業務計画の一部変更



 昭和38年度科学技術庁特別研究促進調整費により「制がんに関する特別研究」として19,570千円の支出が1月25日付で決定し、この研究の一環として放射線医学総合研究所も参加し、「超高エネルギー放射線等の応用に関する研究」を分担することとなり、その経費として3,970千円が支出された。
 これに伴い、昭和38年度放射線医学総合研究所の業務計画の一部を下記のように変更した。


1.昭和38年度放射線医学総合研究所業務計画の主文「I.研究、(1)一般研究」の項中、「VIII.RIおよび放射線による診断法、治療法の開発」の説明に次の文を追加する。
 「なお、昭和38年度特別研究促進調整費による「制がんに関する研究」に参加し、「超高エネルギー放射線等の応用に関する研究」を分担し、放射線に制がん剤の併用療法に関し、放射線による線量と効果の相関を明らかにする。」

2.同業務計画の「一般研究内容」中、「臨床研究部、臨床第4研究室」の項中、「〔研究課題〕適正線量分布の研究」の〔研究内容〕に次の文を追加する。
 「また、病院部医務課と協力し、とくに超高エネルギー放射線に関し、適正線量分布による線量と効果の相関を明確にし、制がん剤との併用による放射線効果につき研究する。本研究の一部は、昭和38年度特別研究促進調整費による「制がんに関する研究」を分担するものである。