第5回放射能調査研究発表会

11月21日・22日開催

 第5回放射能調査研究発表会は、放射線医学総合研究所講堂において、11月21日、22日の両日にわたり開催された。
 発表は、環境、食品、人体等の放射能レベル調査、被曝線量に関する調査研究および放射能対策に関する研究について行なわれ、参加機関は、国立試験研究機関(大学関係を除く)、都道府県衛生研究所をはじめとして34機関におよび、提出論文は、67論文(うち口頭発表49論文)の多くにのぼった。
 発表論文は、従来に比し研究的なものが多く、とくに、放射性降下粒子の物理的・化学的諸性質および放射性降下物の落下機構等の解明、ならびに食品汚染の対策に関する研究等に多大の収獲が得られるとともに、海洋汚染に関する研究についても有意義な発表が数多く行なわれた。
 2日間にわたった発表会は、多数の研究者が参加して終始活発な討論が行なわれ盛会裡に終了した。
 なお、論文のテーマおよび研究機関は次のとおりである。