第6回原子力セミナー


10月22日、23日名古屋市町村会館にて開催


 科学技術庁主催、文部省後援および愛知、岐阜、三重の各県教育委員会の協力のもとに「第6回原子力セミナー」を10月22日、23日の両日名古屋市町村会館で次のとおり実施した。

(第1日)

I 原子核の基礎理論      伏見康治(名大プラズマ研究所長)

II 原子炉とその応用       杉本朝雄(原子力研究所理事)

III 映画「原子力と農業」「原子力と医学」

(第2日)

I 放射線とその利用       山崎文男(理化学研究所主任研究員)

II 世界の原子力開発状況   伊原義徳(原子力局核燃料課長)

III 映画「国産1号炉」

 前回の第5回セミナーは参加受講者が少なく81名であったが、今回は180名の受講者を見た。またテキストを事前に受講者に配布したことは好評であった。なお今後のセミナーの参考に資するため、アンケートによる調査を行なったが、その結果をみると講義内容は総合的に見て、ほぼ80%の受講者が普通または満足としているが、原子力施設の見学および簡単な実験等もセミナーのスケジュールに折込み、できるだけ図表等の掲示によって理解し易い講義を希望する、セミナーの内容に関する有益な意見があった。