原子力局

第3回原子力平和利用に関する国際会議


 第3回の原子力平和利用に関する国際会議(ジュネーブ会議)は、国際連合の主催により、昭和39年8月31日から9月9日まで、ジュネーブにおいて開催されることとなった。
 現在予定されている同会議の議題は、次のとおりである。

総会

セッションA 開会

  〃  B 新しい経済的データ
        将来におけるエネルギー需要およびこの需要をみたす原子力発電の役割

  〃  C 原子力研究プロジェクトにおける国際協力(大きな共同施設を含む)

  〃  D 研究炉

  〃  E 制御核融合

  〃  F 理化学におけるアイソトープおよび放射線源の応用

  〃  G 生物科学におけるアイソトープおよび放射線源の応用;放射線生物学

  〃  H 閉会

技術セッション(総会と並行して行なわれる。)

〔1部〕

セッション1.1、1.2、1.3、1.4動力炉

  〃  1.5 現在の発送電系統的への原子力発電の統合、経済的技術的概観

  〃  1.6 直接発電(宇宙用およびその他の用途のアイソトープ動力源を含む)

  〃  1.7 熱源としての原子炉

  〃  1.8 高中性子束および超高中性子束原子炉ならびに実験炉

  〃  1.9 動力炉の基礎技術

〔2部〕

セッション2.1、2.2 燃料体の製造

  〃  2.3 照射挙動、液体燃料およびその容器

  〃  2.4 腐蝕の研究、燃料体の非破壊検査

  〃  2.5 燃料サイクルの経済

セッション2.6、2.7 燃料再処理

  〃  2.8 原子炉材料

  〃  2.9、2.10 ウランおよびトリウムの需要に関連した備蓄ならびに将来の開発
            および探鉱

〔3部〕

セッション3.1 炉物理における新しい発展

  〃  3.2 原子炉運転の研究

  〃  3.3 原子炉の力学、制御の原理と系統

  〃  3.4 原子炉の安全性;立地および汚染;原子炉の試験

  〃  3.5 化学処理プラントの安全性;燃料の輸送

  〃  3.6 原子力についての安全性研究

  〃  3.7 高放射線地域および放射能汚染下における救助およびサルベージ;
        原子力の大規模な利用による環境上の問題

  〃  3.8 放射性廃棄物処理

  〃  3.9 アイソトープ分離

  〃  3.10 その他の原子力の新しい応用