原子炉安全審査調査団の米国派遣について



 最近のわが国における原子力発電計画の具体化の情勢にかんがみ、原子炉安全審査の資とするため、海外における原子炉安全審査の実態を調査することについては、かねてから検討が続けられてきたが、昨年12月に、米国は本調査に応ずる用意がある旨を非公式に表明した。その後、日米両国の当事者間において、種々検討が重ねられてきたが、本年5月に至り、米国は4〜5名の調査団を2〜3週間にわたって受け入れる用意があるとの正式の申出があった。
 よって、原子力委員会は、6月26日、下記のとおり調査団派遣の方針を決定し、目下、関係方面と連絡をとりつつ、調査団員の人選等を進めている。


 原子力委員会は、最近のわが国における原子力発電計画の具体化の情勢にかんがみ、海外における原子炉安全審査の実態を調査することにつき、検討をすすめてきたところ、先般、米国原子力委員会から4ないし5名の調査団を2ないし3週間にわたり受け入れる用意がある旨の申出を受けた。
 この際、米国における原子炉安全審査の実態を調査し、もって原子力発電計画の具体化にともなう原子炉安全審査に資するため、若干名の専門家よりなる調査団を本年8月中旬以降なるべく早い時期に米国へ派遣するものとする。