原子力委員会参与会の議事概要

第5回

〔日時〕昭和38年6月13日(木)14.00〜16.00

〔場所〕赤坂プリンスホテル

〔配布資料〕

(1)日本原子力船開発事業団の審議経過および今後の進め方について

(2)「原子力損害の民事責任に関する最低限度の国際的基準に関する条約」について(報告)

(3)国産動力炉の開発計画について(国産動力炉開発専門部会報告書)

(4)国産動力炉開発の進め方について

(5)中津河坑南部富鉱体発見の経過

(6)原子力平和利用研究成果報告書

(7)日米研究協力専門家会議について(報告)

(8)米国原子力潜水艦について

(9)外務大臣談、米国原子力潜水艦の日本寄港問題について

(10)原子力委員会専門部会等の審議状況

〔出席者〕

(原子力委員会)石川、西村、兼重、駒形各委員

(参与)稲生、井上、大屋、岡野、菊池、倉田(代)、嵯峨根、瀬藤、高橋、塚本、成富、正井、
     三島、三宅、安川、山県、吉沢、脇村各参与

(関係者)経済企画庁、通商産業省、運輸省、日本原子力研究所、日本原子力産業会議、
日本原子力発電(株)

(事務局)江上次長、政策課長、調査課長、研究振興課長、核燃料課長、原子炉規制課長、原子力開発機関監理官、その他担当官

(その他)政務次官

〔議事概要〕

(1)日本原子力船開発事業団法の審議経過および今後の進め方について
 事務局から配布資料(1)を朗読後、事業団法の公布施行までの審議経過および今後の進め方ならびに衆参両科学技術振興対策特別委員会における付帯決議等について、配布資料に基づき説明があった。

(2)「原子力損害の民事責任に関する最低限度の国際的基準に関する条約」について(報告)
 事務局から配布資料(2)を朗読後、西村原子力委員から同会議における主要な問題点に対するわが国の態度および審議結果ならびに会議から受けた印象等について配布資料に基づき報告があった。

(3)国産動力炉開発計画について(動力炉開発専門部会報告書)
 事務局から配布資料(3)に基づいて、動力炉開発専門部会報告書が答申されるまでの経緯および同専門部会報告書の内容について、概略説明があった。

(4)国産動力炉開発の進め方について
 事務局から配布資料(4)を朗読後、国産動力炉開発の進め方の大綱について資料に基づき説明があった。

(5)AECの原子炉安全審査の実態調査について
 事務局から米国に派遣する予定の原子炉安全審査の実態調査について計画しているとの説明があった。

(6)中津河坑南部富鉱体発見の経過について
 高橋原子燃料公社理事長から配布資料(5)を朗読後、中津河坑南部富鉱体発見についての経緯を配布資料および図表に基づいて報告があった。

(7)原子力平和利用研究成果報告書について
 事務局から配布資料(6)に基づいて、報告書作成の経緯等について説明があった。

(8)日米研究協力専門家会議について(報告)
 事務局から配布資料(7)を朗読後、資料に基づいて補足説明があった。

(9)米国原子力潜水艦について

(10)外務大臣談、米国原子力潜水艦の日本寄港問題について
 事務局から配布資料(8)および(9)両資料の提出をみるに至った経緯の報告があった。

(11)原子力委員会専門部会等の審議状況について
 事務局から配布資料(10)に基づいて、報告があった。