原子力平和利用研究成果報告書(第3集)の刊行


 このたび原子力平和利用研究成果報告書(第3集)が刊行された。本書は主として昭和36年度の国立機関原子力試験研究費並びに原子力平和利用研究委託費及び同研究費補助金によって行なわれた試験研究の成果の概要をとりまとめたもので、全篇8章からなり、合計241篇の試験研究の成果が紹介されており、本書によって最近における原子力関係試験研究の概要を知ることができる。
 本報告書は、昭和32、33両年度の試験研究を対象として第1集が昭和35年3月刊行され、次いで34、35両年度を対象として第2集が37年3月刊行されており、今年度から試験研究の増大化に対応して毎年刊行することとなったものである。また利用者の便利のために日本原子力研究所及び原子燃料公社において昭和36年度に行なわれた試験研究の題目、研究担当者、発表誌名等もあわせて掲載されている。
 本書は限定出版であるが、入手希望者のための若干の残部があるので、原子力局研究振興部に申し込まれるむきには実費頒布も可能である。

第1章 燃料及び燃料要素 22篇

第2章 原子炉及びその付属装置に必要な諸材料 14篇

第3章 原子炉、原子炉構成部品及び付帯装置 23篇

第4章 放射線計測その他 16篇

第5章 原子力船 11篇

第6章 核融合 8篇 

第7章 障害防止 44篇

第8章 アイソトープの利用 103篇