放射能対策本部の動き


(1)最近の放射能の降下状況について
 環境の汚染の状況については、1月にはかなりの放射能が裏日本の一部の地方(鳥取その他)で雨及び雪の中に見られたが2月に入って急速に減少し同地方の全放射能月間降下量においても321mc/km2となった。
 食品の汚染状況については、野菜および牛乳中のストロンチウム90は昨年12月および本年1月は共に低い値を示しており、野菜中のヨウ素131については1月にはやや増加したが、2月に入って再び減少した。
 また1月中の東京および鳥取米子地方の牛乳中のヨウ素131については、それぞれ平均値で28μμc/l以下および49μμc/l以下であって、これは昨年秋の状況にくらべかなり低い値となっている。

(2)放射能対策日誌
 3月12日(火)第32回放射能対策本部幹事会
 「環境および食品等の放射能汚染について」(本部発表第16号)を検討、同時に発表。