37年度IAEA国際コース開講について


 例年どおり、国際原子力機関のフェローシップにより、東南アジアからアイソトープ利用に関する研修生を受入れているが、この第5回国際基礎研修は次のとおり開講された。

日時 2月18日(月)〜3月23日(土)

場所 日本原子力研究所

   ラジオアイソトープ研修所

内容 ラジオアイソトープ取扱技術(研修所の基礎過程に相当する)

 今年度の各国からの受入れ状況は〔表1〕のとおりで、基礎研修を受けるのは17名であり、その後アイソトープの理、工、農、医への利用について〔表I〕のようにそれぞれの受入れ研究機関で2ヵ月〜11ヵ月の専門研修を行なうことになっている。しかし、基礎コースに都合で出席できない者が3名いるので専門研修に入るのは合計20名である。

 なお基礎研修終了後、1週間程関西へアイソトープ利用施設等の見学旅行を行なう。見学先は京都大学化学研究所、島津製作所、大阪府立放射線中央研究所、大阪大学産業科学研究所、松下電器茨木工場である。

 また、従来は核物理、放射化学の外人講師2名を、IAEAの交換計画により招へいしていたが、今年度は原研、理研等の研究員が英語で講義および実習を全部担当することになった。

〔表I〕 国際コースの国別、資金別フェロー


〔表II〕 国際コースの専門研修受入れ研究機関