日・独原子力科学技術者の交流について



 日・独原子力国際協力を推進するため、本年度から日・独原子力科学技術者の交流が開始された。日本からは日本原子力研究所石森富太郎、放射線医学総合研究所塩見敏雄の両氏が選ばれ、石森氏は1月21日に塩見氏は10月15日に出発した。両氏ともカールスルーエ原子力研究所で11ヵ月間研究にたずさわることになっている。なお、両氏の研究課題は、各々「放射化学特に超ウラン元素、α放射体の化学的研究」、「ショウジョウバエにおける放射線誘発致死突然変異に関する研究」である。

 一方、西独側では、ハンブルク国立物理研究所のBrener氏が決定しているが、訪日期日、研究課題等は未定である。なお、他の1名はまだ決定していない。