英国中央党電庁総裁 Christopher Hinton 卿は、11月23日に原子力委員会の招待により夫妻で来日した。

　同卿は1956年に来日しており、今回は２回目の訪日で日英両国の原子力分野におけるその後の新しい知識および経験を交換し、今後の協力関係の促進をはかるため来日したものである。

　同卿は、11月23日から12日間にわたって、原子力委員会、原子力局、原子力産業会議、原子力発電会社等のわが国の関係者と懇談、討議を行なったが、同卿との懇談および討議はわが国の原子力発電の今後の進展に大いに役立つものと期待されている。

〔Sir Chriistopher Hinton略歴〕

1901年生れ

1926年ケンブリッジ大学（トリニティ・カレッジ）卒業

1926年Ｉ．Ｃ．Ｉ．勤務

1946年Deputy Director，Div．Production of Atomic Energy（Ministry of Supply）

1954年UKAEA理事

1958年中央発電庁総裁

この間1951年Sir（ナイト）の称号を与えられる。