原子力委員会日誌 第22回 〔日時〕 昭和37年7月4日(水)14.00〜16.30 〔配布資料〕 (1)昭和38年度以降予算の重要項目について(原子力発電および原子力船) 〔審議決定および報告事項〕 (1)38年度以降予算の重要項目について(第4回) 事務局から、「昭和38年度以降予算の重要項目について(原子力発電および原子力船)」資料(1)の説明があり、審議したが、原子力発電ではその助成策について、また、原子力船では38年度から建造計画に着手することになったが、開発機構については更に検討することになった。 (2)三菱電機(株)原子炉の設置について(答申) 事務局から「三菱電機株式会社の原子炉の設置について(答申)(案)」資料(2)の説明があり、審議したが、同社に本原子炉の設置について地元の了解を得させた上で答申することになった。 (3)日本原子力事業(株)臨界実験装置の設置について(答申) 事務局から「日本原子力事業株式会社の原子炉施設(臨界実験装置)の設置について(答申)(案)」資料(3)の説明があり、内閣総理大臣あて答申することを決定した。 (4)廃棄物処理専門部会委員の任命替について 事務局から「原子力委員会廃棄物処理専門部会委員について(案)」資料(4)の説明があり決定した。 (5)放射能調査専門部会専門委員の追加について 事務局から「放射能調査専門部会専門委員の追加について(案)」資料(5)の説明があり決定した。 (6)報告事項 事務局から日本原子力産業会議アイソトープ委員会の「RI開発利用促進方策に関する答申」について報告があった。 第23回 〔日時〕 昭和37年7月11日(木)14.00〜16.30 〔配布資料〕 (1)放射線化学中央研究所の敷地について(案) 〔審議決定および報告事項〕 (1)放射線化学中央研究所の敷地について 事務局から「放射線化学中央研究所の敷地について(案)」資料(1)の説明があり、群馬県岩鼻が適当である旨日本原子力研究所理事長あて通知することを決定した。 (2)実用原子力発電2号炉の受入れについて 事務局から、日本原子力発電株式会社社長から原子力委員長あての「第2発電所の建設について」の説明があり、検討した。 (3)報告事項 事務局から (イ)IAEAの9月理事会および総会について (ロ)ジョンストン島上空における米国の高空核爆発実験による電波障害について (ハ)放射性降下物および食品中の放射能および太平洋海域における米国の核爆発実験について、それぞれ報告があった。 第24回 〔日時〕 昭和37年7月18日(水)14.00〜17.00 〔配布資料〕 (1)原子力委員会専門部会について 〔審議決定および報告事項〕 (1)原子力委員会専門部会の新設等について 事務局から「原子力委員会専門部会について」資料(1)および「原子炉安全基準の審議状況」の説明があり、審議した結果、放射能対策については、放射能調査専門部会を改組し、また、プルトニウム開発、従業員災害問題、地帯整備問題および将来の動力炉評価についてはそれぞれ専門部会を設置する方向を決定した。 (2)プルトニウム調査団の構成について 事務局から「プルトニウム調査団の構成員(案)」資料(2)の説明があり、決定した。 |