三菱原子力工業(株)の技術輸入(乙種) 三菱原子力工業(株)が、原研から受注し、設計製作を行なうことになっているJRR−2用インパイル・ガス・ループに関連して技術導入の申請を行なっていたがこのほどこの導入は適当であると認められた。その内容の概略は次のとおりである。 1.技術輸入先 Vitro International(米国) 2.輸入技術の内容 (1)次の設計図の検討 I)炉室全体配置図 II)冷却系機器配置図 III)照射プラグ組立図 IV)照射プラグ組立図詳細図 V)試料出し入れ装置組立図 VI)インパイルガスループフローシート VII)計測ダイヤグラム VIII)制御系ダイヤグラム IX)安全系結線図 X)破損燃料検出装置 (2)インパイルチューブについての熱伝達および熱応力の計算の検討 (3)インパイルチューブを通して原子炉運転場所まで放射線の流れの計算の検討 (4)インパイルチューブのメカニカルクロージャーと終端部において生ずる誘導放射能の計算の検討 3.技術援助の方式 三菱原子力工業(株)が提出する上述の技術内容に関する情報をVitro社に送付し、Vitro社の検討評釈を求めるとともに三菱原子力工業(株)技術者がVitro社を訪問し、5日間同技術内容につき討議する。 4.送金事項 技術指導料19,853米ドル |