近畿大学原子炉用特殊核物質の引き取り

 近畿大学研究用原子炉に使用するフィッションチェンバー用濃縮ウランおよび中性子源用プルトニウムは米国内の加工を終え、4月9日にサンフランシスコ国際空港で米国AECから引渡しを受け、4月12日近畿大学へ搬入された。

 これは去る2月23日署名された日米政府間の研究用量特殊核物質売却協定に基づき購入されたもので、わが国においてプルトニウムの入手は初めてのものである。

 なおプルトニウムは16g、濃縮ウランは濃絶度93.48%ウラン量1.84g、U−235量1.72gである。