原子燃料公社金属ウラン価格を改訂

 原子燃料公社では昨年来、金属ウラン価格の値下げについて検討してきた。国が昨年7月、濃縮−減損ウランの大幅な値下げを行ない、天然ウラン価格も、従来の$40/kgから$23.5/kg程度になったのをはじめ、英国、カナダ等においても大体同程度と推定されるので、これに対応した改訂を行なうもので、3月12日に原子力局長の了解を得、4月1日から実施した。

 新価格は5"ビレットで10,000円/kg(旧価格、ダービーで14,000円/kg、ビレットで14,400円/kg)。貸与料は、貸与価額の年率6.5%で従来通りである。なお原子燃料公社では、従来通り、金属ウランを原則として貸与する方針であるが、従来の150kgを限度として譲渡するという限度量は廃止した。